寧夏初の地下水動態監視システムを構築
寧夏回族自治区自然資源庁はこのほど、2021年4月に建設を開始した地下水動態モニタリングシステムが全面的に完成したことを明らかにした。
寧夏は中国北方の水資源が不足している省である。従来の地下水調査モニタリングに存在するモニタリング技術方法が遅れ、モニタリング頻度が低く、従来のモニタリング方式の時効性が悪いなどの問題に対して、自治区自然資源庁はクラウドコンピューティング、ビッグデータなどの技術を運用し、既存の地下水モニタリングサイト、モニタリングデータ、データ受信システムを統合、利用し、地下水モニタリング、管理、総合分析及び応用を一体化した情報管理システムを建設した。地下水の3次元動態展示と総合分析サブシステムを開発し、本地区の地下水監視情報分析処理とサービス能力を高めた。
既存のモニタリングサイトを完備し、利用した上で、寧夏は593の地下水専門モニタリングサイトを建設し、モニタリングサイトの網密度は100平方キロメートル当たり5.3個に達し、416の地下水自動モニタリング専用井戸を建設し、一体化した自動モニタリング設備を設置し、全区の主要平原及び人類工事活動区の地下水の水位、水温と水質などの動態要素を自動的に採集し、記憶し、リアルタイムで伝送することができる。地下水モニタリングの全要素化、ワークフローの標準化、モニタリング人員の専門化を実現する。
現在、寧夏地下水動態モニタリングシステムはすでに全区の50年以上の地下水歴史モニタリングデータと区域水文データを集積し、合計10万件余りの歴史モニタリングデータを入力し、年間350万件余りのリアルタイムモニタリングデータを受信し、将来的には水利、生態環境、気象などの部門とモニタリングデータのリアルタイム共有を実現し、データの自動採集伝送、地下水動態分析評価、モニタリング要素のリアルタイム交換共有の一体化総合観測システム。
(新華社通信)