毎日経済新聞の記者は18日、中国都市ガス協会安全管理工作委員会から、「全国ガス事故分析報告・2022年第1四半期」(以下「報告」と略称する)がこのほど発表されたことを明らかにした。
「報告」によると、2022年第1四半期にガス事故が278件発生し、事故件数は前期267件より4.1%増加した。第1四半期の死者は17人で、環は昨年第4四半期の18人より5.5%減少し、第1四半期の負傷者は154人で、環は昨年第4四半期の166人より7.2%減少した。
ガス源の種類によって、天然ガス事故は94件(うちユーザー事故は19件、パイプライン事故は73件、工場事故は2件)、液化石油ガス事故は138件(すべてユーザー事故)、ガス源の未確認事故は46件である。これらのガス事故で17人が死亡し、154人が負傷した。また、ガス関連のガス輸送車両、ガス動力車両の交通輸送事故22件が発生し、22人が負傷した。
「報告」の分析によると、138件の液化石油ガスユーザー事故のうち、事故原因は64件確認され、残りの74件の事故原因は確認されていない。事故の特徴から見ると、1つは給湯器の一酸化炭素中毒事故14件で、4人が死亡し、20人が負傷した。事故が発生した省はすべて南方の冬の暖房がない地域で、その中で、広西4件、広東3件、江西3件、湖南2件、湖北1件、四川1件は、冬の屋外温度が低く、ドアや窓が閉まり、換気が悪いことと関係がある。
二つ目は、ガス接続ホースの問題(老化破損、脱落、動物咬食)による事故18件で、2人が死亡、6人が負傷した。第三に、ボトルバルブが閉鎖されていないことによる事故が5件発生し、3人が負傷した。圧力調整器の接続が不適切で事故が6件発生し、1人がけがをした。第四に、ガスかまどの無人監視、乾焼による火災事故が9件発生した。
「報告」の統計によると、第1四半期の73件のガスパイプライン事故のうち、確認されたのは39件でガス漏れの原因が明らかになり、残りの34件の原因は確認されていない。
事故の特徴から見ると、第一に第三者の施工破壊事故が17件で、パイプライン事故の総数の23.3%を占めている。2021年1~4四半期の56~80.05%に比べて大幅に減少した。第二に、ガス管網の腐食漏れ事故は10件で、管網事故の総数の13.7%を占めている。2021年1~4四半期の2.1~5.2%に比べて大幅に上昇した。第三に、地上のガスパイプラインに対する防護措置が不十分で、車両の衝突によるガスパイプラインの漏れ事故が2件発生した。