米ボーイング社の有人宇宙船「スターフライヤー」が19日に打ち上げられ、有人試験飛行を行わず、国際宇宙ステーションに向かう旅に出た。
米東部時間19日18時54分(北京時間20日6時54分)、「スターフライヤー」は米連合発射連盟社の「宇宙神5」型ロケットに搭乗し、フロリダ州カナベラル角空軍基地から打ち上げられた。その後、宇宙船とロケットは順調に分離し、宇宙船は予定の軌道に入った。
計画によると、「スターフライヤー」は米東時間20日19時10分(北京時間21日7時10分)に国際宇宙ステーションに到着し、ドッキングを行う。米航空宇宙局によると、「スターフライヤー」は226キロを超える米航空宇宙局の貨物、宇宙飛行士の補給、136キロを超えるボーイング貨物を連れて宇宙ステーションに向かった。宇宙船は軌道に5日間滞在し、25日に宇宙ステーションを離れ、272キロ以上の宇宙ステーションの物資を携えて地球に戻る予定だ。
2011年にアメリカのスペースシャトルが引退した後、アメリカは商業有人宇宙飛行を大いに発展させた。ボーイング社と宇宙探査技術会社は2014年に米国宇宙局から有人宇宙船プロジェクトの契約を獲得し、それぞれ「スターフライヤー」有人宇宙船と有人版「ドラゴン」宇宙船を建造し、国際宇宙ステーションに米国の宇宙飛行士を輸送した。