萩生田光一経済産業相が25日、ブリュッセルの欧州連合(EU)本部を訪問し、欧州委員会のティマーマンス副議長らと相次いで会談したことが26日、分かった。ロシア産原油の輸出が停滞する可能性がある状況で、供給源の多様化などのエネルギー安全強化措置や脱炭化措置などについて意見を交換した。
日米欧などの対ロシア制裁の影響で原油や天然ガスの価格が高騰し、アメリカを中心に産油国に供給拡大を呼びかけています。萩生田氏は24日、世界有数の産油国サウジアラビアのアブドゥラーアジズエネルギー相とオンライン会談し、両国関係の強化を確認した。
日本と欧州諸国が加盟する国際エネルギー局(IEA)は3月、6000万バレル規模の石油備蓄の放出を調整することを決めた。萩生田氏と欧州連合(EU)側は、状況に応じて追加釈放の重要性について意見を交換した。