3月の価格データの評価:価格指数の動きが分化し、輸入性インフレ圧力を警戒する

一部の疫病は輸入性インフレ圧力を繰り返し、3月のCPIは前年同期比上昇した。3月、供給の偏り、需要の増加と基数効果などの要素の共同の影響を受けて、今月の食品価格は前年同期比の下落幅が狭くなり、非食品価格は工業消費品価格の回復に牽引されて前年同期比の上昇幅が引き続き拡大した。当月のCPIは前年同期比1.5%上昇し、前値より0.6ポイント上昇した。前月比0.6%上昇から横ばいに転じた。エネルギーと食品を除くコアCPIは1.1%で、上昇幅は前値と横ばいで、今月の新値上げ要因は1.1%、反り要因の影響は0.4%だった。

食品価格は前年同期比の伸び率が下落し続けたが、下落幅は縮小した。豚肉価格の下落幅の縮小と野菜価格の逆季節性の大幅な上昇の影響で、3月の食品価格は前年同期比1.5%下落し、下落幅は前月より2.4ポイント縮小し、CPIは約0.28ポイント下落した。このうち、畜肉類の価格は24.8%下落し、下落幅は先月より1.2ポイント縮小し、豚肉の価格下落幅は1.1ポイント縮小して41.4%に達し、主に前年同期の価格基数が低かったため、現在の豚肉の価格は依然として基礎を築く過程にある。国際小麦、トウモロコシなどの価格上昇などの影響で、今月の小麦粉の価格は4.6%上昇し、上昇幅は1.9ポイント拡大し、原油価格の上昇と疫病以来の輸送制限を重ね、野菜の価格は季節を超えて大幅に反発し、野菜の価格は先月0.1%下落して17.2%上昇した。

工業消費財価格の上昇幅は引き続き拡大し、非食品価格は前年同期より微増した。3月の非食品価格は比較前と比較して0.1ポイント上昇し2.2%に達した。このうち工業消費財価格の上昇幅は引き続き広がり、先月より0.4ポイント上昇して3.5%に達し、ロシアとウクライナの衝突の影響で原油などの国際大口商品の価格は引き続き高位運行を続けている。この影響で、今月のガソリンとディーゼルオイルと液化石油ガスの価格はそれぞれ24.6%、26.9%、27.2%上昇し、上昇幅はいずれも拡大した。8つの種類から見ると、食品を除く7つの種類の同比価格はいずれも上昇した。そのうち、交通通信、教育文化娯楽、居住価格はそれぞれ5.8%、2.6%と1.3%上昇し、医療保健、服装価格はそれぞれ0.7%と0.6%上昇した。その他の用品やサービスの価格は2.1%上昇した。

中国の安定供給政策、基数効果及び国際大口商品の価格上昇の相互作用の下で、PPIの前年同期比成長率は引き続き下落したが、前月比は上昇した。3月のPPIは比較前値と0.5ポイント下落して8.3%に達し、昨年末以来の下落傾向を続けた。前月比1.1%上昇し、上昇幅は前値より0.6ポイント拡大し、前月比成長率は2カ月連続で回復した。このうち生産資料の価格は前年同期比10.7%で、上昇幅は前月より0.7ポイント減少した。生活資料の価格は前年同期比0.9%で、上昇幅は前値と横ばいだった。PPIの反り要因は6.8%で、新値上げの影響は1.5%だった。

生産資料価格の上昇幅は安定供給価格政策が実効を発揮する下で下落傾向を続けているが、現在も歴史的な高位にあり、生活資料価格は全体的に安定している。業界から見ると、石油関連の業界価格の上昇幅は拡大し、そのうち石油と天然ガス採掘業は47.4%上昇し、5.5ポイント拡大した。石油石炭及びその他の燃料加工業は32.8%上昇し、2.6ポイント拡大した。また、石炭採掘と洗選業は53.9%上昇し、8.5ポイント拡大した。

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