2022年3月物価データ評価

投資のポイント

一、CPI当月は前年同期比1.5%、CPIは前月比で横ばいで、春節の需要の下落と疫病の衝撃が重なり、食品とサービスの価格が下落した。工業消費品の値上げの背後には大口商品の値上げと基礎建設の着工があった。CPIは同月比0.6%で、前月と横ばいだった。このうち、食品価格は1.2%下落し、主に節後の消費需要の下落と供給の十分さなどの要素の影響を受け、豚肉価格は9.3%下落した。非食品価格は0.3%上昇し、先月より0.1ポイント下落した。工業消費財の価格は1.1%上昇し、上昇幅は0.3ポイント拡大し、主にエネルギー価格の上昇が牽引した。サービス価格は先月から0.2%下落した。CPIは同月比1.5%増で、前月より0.6ポイント上昇した。このうち、食品価格は1.5%下落し、前月より2.4ポイント下落し、食品価格の影響CPIは約0.28ポイント下落し、食品プロジェクトの主な変動は豚肉価格が前年同期比41.4%下落し、野菜価格が同17.2%上昇した。非食品価格は2.2%上昇し、前月より0.1ポイント上昇し、CPIは約1.77ポイント上昇した。非食品プロジェクトの主な変動はエネルギーの値上げから来ており、ガソリン、ディーゼルオイル、液化石油ガスの価格はそれぞれ24.6%、26.9%、27.1%上昇し、上昇幅はいずれも拡大している。エネルギーを差し引いた工業消費財の価格は0.7%上昇した。また、サービス価格は1.1%上昇し、前月より0.1ポイント下落した。

二、PPIは前年同期比8.3%、前月比1.1%上昇し、前年同期比下落し、商品価格の衝撃が現れ始めた。3月、国際大口商品の価格上昇、地政学などの影響で、PPIは前月比で上昇し、前年同期比の上昇幅は引き続き下落した。PPIは前月比1.1%上昇し、前月比0.6ポイント上昇した。このうち、生産資料の価格は1.4%上昇し、上昇幅は0.7ポイント上昇した。生活資料価格は0.2%上昇し、上昇幅は0.1ポイント拡大した。政治などの要因で国際大口商品の価格が上昇し続け、 Petrochina Company Limited(601857) 、有色金属などの関連業界の価格が上昇し続けている。このうち石油と天然ガスの採掘業の価格は14.1%上昇し、石油石炭とその他の燃料加工業の価格は7.9%上昇し、化学繊維製造業の価格は2.0%上昇し、化学原料と化学製品製造業の価格は1.8%上昇した。有色金属製錬と圧延加工業の価格は2.7%上昇した。これらの業界合計の影響PPIは約0.77ポイント上昇し、総上昇幅の7割を占めた。

PPIは同月比8.3%で、先月より0.5ポイント下落し、そのうち、生産資料価格は10.7%、0.7ポイント下落した。生活資料の価格は0.9%で、先月と横ばいだった。調査した40の工業業界の大類のうち、価格が上昇したのは37で、そのうち上昇幅が拡大した業界は石炭採掘と洗選、石油と天然ガス採掘、石油石炭とその他の燃料加工、電力熱力生産と供給である。

総合的に見ると、PPIの上昇幅は縮小し、CPIは前年同期比で上昇し、主に中上流の生産原材料と製造業に現れ、その中で、工業原料の値上げは主に海外の輸入性インフレの影響を受け、第1四半期以来の投資プロジェクトの着工を加速させ、工業製造と黒色金属加工業を奮い立たせた。CPIが前年同期比で上昇した主な原因は、(1)コストの推進である。疫病のコントロールの下で、消費企業は正常な経営が難しく、供給と在庫の安定性を維持し、経営コストを高めざるを得ない。(2)海外入力。上流原料価格の値上げによるコスト移転の上昇は、消費の弱体化と断続的な疫病防止のため、この伝導チェーンの遅延は延長されたが、消えなかった。

投資戦略:金利の動きは依然として経済安定成長政策の予想によって短期相場を主導し、最近の経済金融データが予想を下回れば、金利は底をつくことができる。市場の予想より良ければ、金利は小幅な回復調整後、金融政策の方向性緩和に対する予想を再形成するだろう。

リスクのヒント:基本面データが予想を超え、金融政策が予想を超えたなど

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