中国人民銀行金融市場司長の鄒瀾氏は14日、2022年第1四半期の金融統計データ記者会見で、「今年第1四半期に比べ、全国の不動産開発ローンは月平均約1500億元増加し、同時期の新築住宅の規模に比べ、開発ローンの残高も高い水準にある」と明らかにした。
鄒瀾氏によると、不動産ローンは主に個人住宅ローンと不動産開発ローンの2つから構成されている。個人住宅ローンは不動産取引と直接関係している。例えば、新築個人住宅ローンの発行額と新築商品住宅の売上高の比は、長期的に見ると38%から42%の間で変動している。疫病が最近多発し、一部の住民の収入が低下し、不動産建築のマーケティング活動が阻害されたなどの要因の影響で、商品住宅の売上高が下落し、個人住宅ローンの発行額も小幅に下落した。また、個人住宅ローンの残高が増加するにつれて、毎月の返済額も徐々に増加している。
「3月末、全国の個人住宅ローンの残高は38.8兆元で、前年同期比8.9%増加した。鄒瀾の紹介。
不動産開発ローンから見ると、鄒瀾氏によると、恒大リスクが顕性化した後、金融機関は短期的なストレス反応が現れ、人民銀行は商業銀行が建設プロジェクト自体の返済能力にもっと関心を持ち、開発ローンの安定した投入を維持し、不動産建設プロジェクトの合理的な融資需要を満たすよう積極的に指導した。昨年第4四半期に比べて、今年第1四半期の全国の不動産開発ローンは月平均約1500億元増加し、同期の新築住宅の建設規模に比べて、開発ローンの残高も高いレベルにある。