4月29日、中集来福士が上海博強重工集団有限公司のために自主的に設計・建造した初の「3060」シリーズ2200 Tリフト式風力発電取付船が煙台建設基地で着工式を行った。
同プロジェクトは4本の杭脚、自航機能付きの自昇式海上風力発電取付船を備え、2200 Tの杭式海工吊り機と歯車ラック式昇降システムを配置し、杭脚の長さは120メートル(136メートルまで延長可能)で、65メートルの作業水深、2.5メートルの有義波高海況、DP 2動力位置決めの需要を満たす。甲板の可変荷重は4セットの12 MW級或いは8セットの8 MW級風力発電ユニットを積載する需要を満たす。クレーンの取り付け能力は未来の160メートル級ハブの高さ、20 MW級風力発電ユニットの取り付け需要を簡単に満たすことができる。設計基準は中国海域、ヨーロッパ北海、及び東南アジア海域の作業需要を満たし、中国船級社に入る。
今回のプロジェクトが着工し、中集来福士は Huadian Heavy Industries Co.Ltd(601226) 、博強重工と中集来福士の「3060」シリーズの風力発電プラットフォームプロジェクトの協力を開始した。
「3060」の二重炭素目標は、すでに「十四五」計画建設に組み入れられ、海上風力発電は中国の重要なクリーンエネルギーの一つとして、その規模化発展は「3060」の実現に重要な影響を及ぼしている。近年、山東省は海上風力発電の発展をエネルギーグリーンモデルチェンジを推進する重要な手がかりとすることを堅持し、総合的な施策を行い、海上風力発電の規模化集約化開発を推進し、2200 Tリフト式風力発電設置船プロジェクトの着工・建造は海域資源利用の総合利益を発揮し、海上風力発電の規模化発展を推進する。