6月24日、天津で開催された第6回世界スマート大会で、レノボグループの楊元慶会長兼CEOはビデオ演説の中で、今年3月以来、複雑な国際情勢と混乱が繰り返されるCOVID-19の疫病状況などの要素が重なり、回復の勢いが好調な中国経済に一定の衝撃を与えたが、長期的に見ると、中国経済の基本的な方向性は良く、粘り強く、潜在力は依然として巨大であると述べた。特に中国のデジタル経済と実体経済の発展はそれぞれ優位性があり、デジタル経済が実体経済の重厚な土台の中に根ざしている場合、相互作用、深度融合ができ、新たな品質配当、革新配当と効率配当を形成し、中国の経済成長のために動力を注入し続け、中国経済の安定成長の「バラスト」となる。
「私たちは伝統的な実体経済であり、科学技術製造企業であると同時に、デジタル経済の発展のために計算力を提供する企業でもあります。私たちはずっと自分を『数実融合』のモデルにして、それから『内生外化』を通じて、より多くの製造企業がデジタル化、インテリジェント化の転換を実現するのを助け、賦与することを目指してきました」楊元慶氏によると、レノボグループ自身は「数実融合」の典型的な代表であり、将来レノボは国家の「東数西算」などの重要な戦略プロジェクトと結合し、引き続き「新IT」技術とサービス能力で、各業界のデジタル化、インテリジェント化のモデルチェンジを支援し、中国製造の「数実融合」のさらなる実現を推進する。
昨年の世界スマート大会期間中、レノボグループは天津市政府と「第14次5カ年計画」期間中の戦略的協力に合意した。楊元慶氏は講演の中で、この協力の枠組みの下で、2021年10月に天津智慧革新サービス産業園を連想して Tianjin Port Co.Ltd(600717) 保税区で正式に着工し、総投資額は11億元を超えたと述べた。スマート化されたベンチマーク工場とグリーン化された「炭素ゼロ工場」で、今年10月に稼働し、来年にはフル稼働を目指す。2021年末には、レノボベンチャーキャピタルと国家中小企業発展基金が協力する投資ファンドも天津に到着し、現在10社以上の革新中小企業に投資している。