5月工業企業利益データ評価:利益修復開始、中流製造が率先して回復

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2022年1-5月、全国規模以上の工業企業の利益総額は前年同期比1%増となり、4月より小幅に改善したが、伸び率は2.5ポイント低下した。

工業企業の利益の減少幅は縮小し、5月に前年同期比の増加率が回復し始めた。「量価利」は下りを続けているが、下り幅はやや減少している。1-5月の全国規制上の工業企業の利益総額の伸び率は1%で、4月より2.5ポイント下落した。5月の疫病ショックの影響は依然としてあり、全国のサプライチェーンはまだ修復が待たれている。PPIの下落傾向は変わらず、下り幅は拡大している。企業収益利益率は前月比0.12 pctと小幅に上昇した。

利益分配構造:国有企業の利益占有率は引き続き下落し、民間企業の利益は持続的に好転し、外資企業の利益は安定している。中流製造は目を光らせ、上流採鉱の利益は海外インフレの影響下で引き続き拡大し、下流消費利益の占める割合はさらに縮小した。

企業在庫:製品在庫の急速な増加の勢いが減速し、企業の受動的在庫状況が好転した。

細分化業界の景気:エネルギー産業チェーンは依然として優位であるが、成長率は著しく低下している。中流製造では、電気機械、電子通信、計器機器などのハイエンド製造業界の利益靭性が際立ち、自動車製造には苦境が逆転する勢いがある。上流のコスト圧力が減少し、下流の消費利益率が回復した。

リスクの提示

(1)マクロ経済の下押し加速(2)政策が期待に及ばない(3)地政学的衝突の大規模爆発

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