週刊マクロ経済研究レポート:9月のCPIは2.9%に上昇の見込み

ウィークリートーク:9月消費者物価指数前年同月比予想

9月のCPIは前月比2.9%(前回2.5%)、CPI食料品は前月比9.2%(前回6.1%)、CPI非食品は前月比1.5%(前回1.7%)と予測されています。

1.CPI引き上げ要因の変化

食料品はボラティリティが高いが、徐々に弱くなっている。 食料品と非食品のCPI前年比への引き合いの差は大きく、2021年以前は食料品がCPI前年比を支配するが、2021年以降は非食品のCPI前年比への影響が大きくなるので、CPI予測は非食品を十分考慮する必要がある。

食品の重量は、豚肉の重量と連動して減少する。 食料品と豚肉のウェイトを計算すると、2021年以降、両者は連動して減少する傾向にある。

2.消費者物価指数の予測方法

基本的な考え方:CPI前年比の小項目と、22省市の豚肉の平均価格や食用 Shenzhen Agricultural Products Group Co.Ltd(000061) の価格指数など、高頻度の指標との間にリンクを設けること。 高頻度指標に基づき各小項目の前年比を把握できれば、各重み付けに基づきCPI全体の前年比を測定することができる。

データの制約:統計局はすべての前年比小項目を公表しているわけではなく、一部の小項目の加重データのみが公表されている。

手順:食品・非食品CPIを従属変数として選択し、高頻度指標を独立変数として選択し、対応する小項目との前年比相関を検定し、高頻度指標データを更新した上で回帰式に基づきCPI前年比を予測する。

食品品目の高頻度指標の選択:検証の結果、食品品目の高頻度指標の組み合わせは、CPI食品品目の前年比変化の97.8%を説明することができる。

全国油糧種子購入価格指数(週次) 月平均 前年同月比

全国原料穀物買入価格指数(週次)前月比平均

豚肉平均卸売価格(日量) 前月比

牛肉平均卸売価格(日) 前月比平均

ラム肉平均卸売価格(日量)前月比

主要モニター野菜28品目の平均卸売価格(日量) 前月比平均

主要モニターフルーツ7品目の平均卸売価格(日次)前年比

鶏卵の平均卸売価格(日量)前年比

非食品高頻度指標の選択:非食品高頻度指標の組み合わせは、消費者物価指数の非食品成分の前年比変化の82.4%を説明した。

全国都市部中古住宅販売価格指数(週)前月比(+4月)平均

ガソリンの全国最大小売指導価格(日) 前月比平均

過去のCPI前月比予測:過去のCPIにおける食料品と非食品のウェイトをもとに、'16年5月から現在までの各月のCPIの前月比予測を行い、実績値と予測値の相関係数は96.3%と予測効果は良好であった。

リスク警告:豚コレラ、商品価格変動、悪天候

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