マクロデータ: 第3四半期米国GDPデータのスナップショット

米国の第3四半期の実質GDPは年率換算前期比速報値で2.6%と予想の2.4%を上回り、第2四半期のマイナス0.6%、第1四半期の1.6%から大きく上昇し、2021年第4四半期以来の高水準となりました[1]。 内訳をみると、純輸出は2.77%増のGDP比108%となり、第3四半期のGDP成長の主役となりました。民間在庫投資は縮小し、政府支出が増加、非住宅固定投資が加速しましたが、個人消費は前四半期から鈍化しています。 コア個人消費支出は、第2四半期の4.7%に対し、第3四半期は年率換算で前期比4.5%と予想通りの伸びとなりました。 全体として、第 3 四半期の GDP 速報値がプラスに転じたことで、米国の景気後退への懸念は和らぎましたが、 個人消費は依然として高水準であり、インフレ圧力がまだ収まっていないことを示唆しています。

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