CINNO Researchの月間パネル工場の生産開始調査データによると、2021年の中国AMOLEDパネル工場(≦G 6)の年間平均稼働率は53.7%で、2020年より10ポイント上昇した。このうち、稼働率の水準が最も上昇したのはTCL華星光電で、2020年の32.7%の年間稼働率から41ポイント増の2021年の74%全体の年間稼働率となった。
京東方BOEは依然として中国AMOLEDパネル工場(≦G 6)の中で生産面積が最も大きく、2021年の市場シェアは37.4%を占め、2020年より7.6ポイント減少した。第2位は Visionox Technology Inc(002387) Visionoxで、2021年の生産面積は18.3%を占め、2020年より約1ポイント小幅に増加した。第3位は Everdisplay Optronics (Shanghai) Co.Ltd(688538) EDOで、2021年の生産面積は15.6%を占め、2020年より約1.8ポイント減少した。
CINNO Researchグローバルパネル工場の生産能力統計データによると、2021年の中国AMOLEDパネル工場(≦G 6)全体の組立生産能力面積は26.9%増加しただけで、生産開始面積は57.0%大幅に増加した。
今後1-2年以内に、中国のパネル工場は依然として工場の稼働率を高めることを主な経営戦略とし、新工場の建設と投資は過去に比べて減速する。同時に、技術と良率の向上に伴い、AMOLEDの製品応用方向もスマートフォンからタブレット、ノートパソコン、車載などの方向に開拓され、高世代OLED生産ラインも中国のパネル工場の次の段階の投資の重点となっている。