2021年電子業界運行モニタリング報告:電子業界は工業成長の「安定器」の役割を持続的に発揮する

2021年、中国の電子情報製造業の生産、投資はいずれも高速成長を維持し、全国の工業に対する牽引作用が際立っている。輸出納品値と企業利益は2桁の増加を維持しているが、全国の工業平均レベルを下回っている。

生産の伸び率は持続的にリードしている。2021年の規模以上の電子情報製造業の増加値は前年同期比15.7%増加し、増加率は工業より6.1ポイント高い。2年間の平均成長率は11.6%に達し、2019年の成長率より2.3ポイント高く、全国の工業増加値より2年間の平均成長率より5.5ポイント高い。12月の電子情報製造業の増加値は前年同期比12%増加し、医薬製造業を除いて、今年5月以来の電子情報製造業の増加値は当月の増加値が残りの30の製造業の大類の中でいずれも1位だった。

集積回路、マイクロコンピュータ、電子コンピュータ全体などの重点製品の生産量は急速に増加している。2021年の集積回路の生産量は3594.3億元で、前年同期比33.3%増加し、成長率は昨年より17.1ポイント上昇し、2年平均24.5%増加し、成長率は2019年より17.3ポイント上昇した。マイクロコンピューターの生産量は4億7000万台で、前年同期比22.3%増加し、成長率は昨年より9.6ポイント上昇し、2年平均は17.4%増加し、成長率は2019年より9.7ポイント上昇した。コンピューター全体の生産台数は4億9000万台で、前年同期比22.0%増加し、2年平均19.0%増加し、成長率は2019年より12.1ポイント上昇した。

投資は20%以上の高速成長を持続的に維持し、成長率は全国の工業同期をはるかに上回っている。2021年の電子情報製造業の固定資産投資は前年同期比22.3%増加し、成長率は2020年の9.8ポイントを上回り、同時期の全国工業の10.9ポイントを上回った。

輸出の伸び率は安定している中で緩やかになっている。2021年の電子情報製造業の輸出納品額は前年同期比12.7%増加し、伸び率は全国工業より5ポイント低く、伸び率は昨年より6.3ポイント上昇した。液晶パネル、集積回路の輸出額は前年同期比39.8%、32%増加し、成長率はそれぞれ昨年より47.4%、17.2ポイント上昇し、業界平均をはるかに上回った。

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