Yangzhou Chenhua New Material Co.Ltd(300610) 会社イベントレビュー報告:第2四半期リングリペア、ポリエーテルアミン需給の矛盾

Yangzhou Chenhua New Material Co.Ltd(300610) ( Yangzhou Chenhua New Material Co.Ltd(300610) )

Yangzhou Chenhua New Material Co.Ltd(300610) 2022年半期報告書を発表:2022年上半期の営業収益は前年同期比5.44%減の5億9600万元、上場企業の株主に帰属する当期利益は同3.61%増の9021万元、2022年第2四半期の営業収益は同0.84%減の3億2300万元、上場企業の株主に帰属する当期利益は同33.18%増の約4890万元で達成しました。 上場会社の株主に帰属する当期純利益は、前年同期比33.18%増加しました。基本的1株当り利益は0.43人民元となりました。

投資ハイライト

主要製品の生産能力回復と第2四半期の業績について

2022年第2四半期は、上場企業の株主に帰属する当期純利益が4890万元となり、前年同期比33.18%増、前四半期比19.5%増となり、四半期業績の回復を実現しました。BCFによると、ポリエーテルアミンの2022年第1四半期と2022年第2四半期の平均価格はそれぞれ1トン当たり41,133元、36,593元で、第2四半期の価格は下落したものの、前年の平均価格より高い水準で推移しています。同社の発表によると、4月28日より、ポリエーテル年産22,700トンプロジェクト、ポリエーテルアミン年産10,000トンプロジェクト、難燃剤年産20,000トンプロジェクトを含む淮安澄華の全生産ラインが秩序正しく生産を再開したとのことです。当上半期は、生産ラインの一時停止や、疫病の予防・対策などのため、第1四半期において業績が悪化 しました。当四半期においては、当社の事業活動は安定的に推移し、生産能力の緩やかな回復が業績の主な伸びに寄 与しました。

風力発電需要の高い伸びとポリエーテルアミンの矛盾した需給関係

ポリエーテルアミンは、需給ギャップにより黄金期を迎える可能性があります。世界の風力発電は、カーボンニュートラルにより、今後も設備容量の増加が見込まれています。 風力発電用ブレードの需要は今後も放出され、ポリエーテルアミンの需要の高成長を直接的に後押しすることになるでしょう。 一方、今後2年間に発売される生産能力はわずかなものです。 ポリエーテルアミンのブームは今後も続くと予想されます。2022年後半には、中国の風力発電設備容量が集中的に放出される可能性があり、ポリエーテルアミンの需給矛盾が特に顕著になることは注目に値すると思います。

ポリエーテルアミンの生産能力増強に着手、今後の成長が期待される

現在までに、ポリエーテルアミンの設計能力は31,000トン(建設中3,000トン)で、中国国内第2位、世界第4位となっています。 将来的には、ポリエーテルアミンを年間4万トン、ポリエーテルを年間4万2千トン生産する予定です。 今後も新たな生産能力の稼働が続くため、同社の成長が期待されます。

利益予想

2022年から2024年の売上高は16.10億元、21.27億元、28.29億元、EPSは1.73元、2.24元、2.68元と予測され、現在の株価はそれぞれPE10.5、8.1、6.8倍に相当しています。

リスク警告

好景気の後退、ポリエーテルアミン業界の大幅な拡大、株主資本の大幅な減少、業績が期待通りにならない、製品価格の大幅な下落、原材料価格の大幅な変動リスク、能力増強の進捗が期待通りにならない、等。

- Advertisment -